はじめに
先生になったばかりの頃、
僕は絵本の読み聞かせが正直、ちょっと苦手でした。
- どう読めばいいのか分からない…
- どんな絵本を選べばよいか分からない
- ちゃんと読めてるのかな…??不安…

自分の読み方に自信が持てませんでした。
だって初めてだもの…
でも、学校の中でいろんな先生の読み方を見たり、
研修で学んだり、子どもたちの反応を見ながら、
少しずつ「こうすればいいのかも」という感覚が育ってきました。
そしてあるときに気づきました。

「絵本の読み方って、人によって違っていいんだな」

「それぞれの声や表現の仕方に その人らしさ、楽しさ があるんだな」
ママの優しい読み聞かせだけでなく、パパにしかできない読み聞かせの形があると思うんです
今回はそんな僕が、
支援学校の教員としての学びと、パパとしての経験をもとに、
「パパだからこそできる絵本の読み方」を紹介します。
【この記事の結論】
・パパだからこその読み聞かせ=ユーモア×体力・筋力
・とにかく読み手自身が楽しむことが一番大切。
赤ちゃんの絵本の読み聞かせはいつから
絵本の読み聞かせ始める時期についてはいろいろな意見がありますが、
我が家は3、4ヶ月ころから読みました。
(視力が上がってきて物に注目ができるようになる時期)
月齢が低い間は、コントラストがはっきりとした見やすい絵本を選ぶと、赤ちゃんが絵本に注目しやすくなると思います。
パパの声・ふざけ方は読み聞かせの強みになるかも
もちろん人それぞれだけど、
パパってこんな特徴がある人、けっこう多くないですか?
- おちょけたり、ふざけたりできる
- 声がママより低め&大きめ
- 抱っこやお馬さんで体を使った遊びが得意
これ、全部読み聞かせにも活かせるな〜と実感してます。
読み聞かせのコツ①|登場人物ごとに声を変えてみる
僕は絵本を読むときに
天使やかわいい動物が出たらとびっきりの裏声
オオカミやクマなど大柄なキャラが出てきたら渋いおじさんの声
女の子は可愛い声とギャル口調(笑)
このように、いろいろな登場人物によって声を変えています。

ママより恥ずかしがることが少ない?笑 パパだからこそできる技かなと。
低い声はパパの方が出しやすいし。
これには理由があり、幼児教育の研修で見たパネルシアターで、
登場人物ごとにたくさんの声を使い分けてる手遊び歌のアーティストさんを見ました。
研修に参加した保育士さんや先生たちはその面白さに引き込まれて
じっと集中して聞き、笑い、楽しそうでした。
声色が変わる面白さに気づいたり、パパの楽しさが周り(ママや子ども)に伝わったりすると「読み聞かせって楽しい〜😆」と子どもは思うはずです。
読み聞かせのコツ②|絵本をきっかけに体を使って遊ぶ
絵本って読んで終わりじゃなくて、
その後の遊びに広がるのがまた楽しいんですよね。
たとえば、ロケットの絵本だったら…

3,2,1 ロケット発射〜!!!
と言って、抱っこでビューン!って飛ばしてみたり
でそのまま抱っこして家中を回ってみたり笑
到着〜〜〜!って言ってママにぶつかってみたり?笑
パパならではの体をダイナミックに使った遊びのスキルの使い所です💪

読み聞かせの基本|特別支援学校教員として
これはパパ視点ではなく、先生視点で…
僕が絵本を読むときに気をつけてることがいくつかあります👇
- ゆっくり読む(速くなりがち)
- 「パっパッパッ」「くるくるくる」などの音は特にゆっくりはっきり 赤ちゃんが特定のフレースに気づくきっかけになる。
- 本は子どもの見える位置と距離に
- 本に書いてなくても、勝手に「もぐもぐもぐ」「いないいないばあ」など楽しくなる声かけを入れる
- 年齢にあった絵本を選ぶ
いろいろとポイントはある気はするのですが、
一番重要なのは「楽しさ」だと思っています。
親や先生の楽しさは子どもに伝わります。それは読み聞かせも遊びも授業もです。
子どもと一緒に楽しめたら、それで大成功かなと思ってます。
「読み聞かせって難しそう…」と思うパパへ
読み聞かせなんてやったことないし…
どうやって読んだらいいんだろう…
そう思うこと、あると思います。
僕も最初はまったく同じでした。
でも、絵本の読み聞かせって、子どもとの関係を深める遊びになるということ。
そして、言葉の理解 注目する力 数の概念の土台 コミュニケーション力
などいろんな力が育っていきます。
読み方に正解なんてなくて、
パパだからこそ読める絵本のかたちが、きっとあります。
よかったら今日、1冊だけでも開いてみてください。
それだけで、素敵な時間が始まるかもしれません😊
ちょっと今回は真面目な感じの記事になりましたが、少しでもパパやママの参考になれば嬉しいです!
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